【レポート】公開記念舞台挨拶

“ねこ×イケメン×シェアハウス”をテーマに、今年の春ドラマとして話題を呼んだ「ねこ物件」がついに劇場版として完成。『劇場版 ねこ物件』として、8月5日(金)より新宿ピカデリー他にて全国公開されています。本作は、猫がいるシェアハウスを舞台に、猫と人との繋がり方や新しい家族の形を描いたハートフル・ストーリー。主人公の二星優斗を演じるのは、プライベートでも猫を飼い、念願のねこドラマで初主演となる古川雄輝。共演には、細田佳央太、上村海成、本田剛文、松大航也ら若手イケメン俳優が勢揃い。さらに劇場版では、金子隼也がドラマのカギを握る役柄で 、猫カフェの店長役に山谷花純が登場。優斗にシェアハウスを勧めた広瀬有美役に長井短、優斗の祖父役に竜雷太が出演しまさに新旧イケメンがスクリーンを埋め尽くしています。

この度、本作の公開を記念しまして、8月6日(土)に新宿ピカデリーで公開記念舞台挨拶を実施。イベントには、古川雄輝、細田佳央太、長井短、上村海成、本田剛文、松大航也、金子隼也、綾部真弥監督、そしてシェアハウスに住む3匹の猫（チャー、クロ、シシマル）も登壇。会場を華やかに彩りました。

映画の上映後ステージに登壇した古川は「本日はご来場いただき誠にありがとうございます。皆さまには今、映画を観ていただいたということで、ネタバレありで今日はお話しできればと思っています」とあいさつ。綾部監督も「週末の午前中、たくさんの大作が並ぶ中、『ねこ物件』をお選びいただいてありがとうございます。昨年のドラマ制作から今日に至るまで、長い時間をかけて。ここまでやっとたどり着いたなという思いなので、非常にうれしく思います」と喜びをかみ締めました。

ねこ愛にあふれた本作ですが、その撮影の裏側について古川が「外で抱っこするシーンとか、縁側で抱っこするシーンがありますけど、そういうところでは猫ちゃんの安全を配慮しています。見えないように糸でくくったり、実はカメラの反対側にネットを貼ったりと。実はそういう対策しながら撮影をしているんです。それからカチンコの音も小さく鳴らすなど、そういう配慮をしていましたね」と“猫ファースト”の撮影だったことを明かすと、細田も「映画の撮影の時に（猫の）チャーを抱いたら、いきなりシャーッと言われたんですよ。ドラマでもそう言われたことはなかったんですけど、映画の撮影になってからはスーツを着ていたというのもあって、違う人に見られたのかな……。映画では何回かシャーッと言われましたね。もしかしたら危機感を覚えたのかもしれない」と思わず苦笑い。

さらに上村も撮影の裏側について「映画でもそうですが、僕たち入居者がちょくちょく猫ちゃんを見ているシーンがあったと思いますけど、だいたい撮影の時は、スタッフの大きな男の人が人形を抱えて（猫をあやして）いるのを見て。僕らは（お芝居で）優しい顔をしているという。そういうのを想像しながら見るのも楽しいかもしれません」と笑いながら付け加えました。

そしてこの日は、シェアハウスの入居者たちが猫に癒やされるという本作にちなみ「登壇者自身が癒やされていることは？」という質問も。まずは古川が「自分の趣味をしている時が癒やしの時間なので、最近は車に乗っている時が癒やしの時間ですね」と切り出すと、「昨日も新しい車が届きまして。ドラレコを裏配線で自分でとりつけたりしました。それが僕にとっての癒やしの時間ですね」と笑顔。

さらに細田が「撮影終わりのあったかいタオル。あれがめちゃくちゃ好きで。それをやっていると撮影が終わったなと思いますし、普通に気持ちがいいんで。癒やしの時間になっています」。続けて上村が「実は『ねこ物件』を機に、実家で猫を飼い始めました。まだ一カ月くらいしか経っていないですが、猫といる時間が癒やし」と発表すると、さらに本田が「今日頑張ったなという日は、ご褒美的にグミとアイスをダブルでいきます。ダブルという癒やし効果がすごい」と笑いながら続けると、松大が「夏に食べるネギトロとハマチがすごく美味しい。食べている時はご褒美なんで、眺めている時が特に癒やしかも。ツヤツヤなんで」とそれぞれに笑顔で明かしました。

そんな中、「お酒ですかね」と発表した長井は、「仕事終わりもいいですが、朝一番に飲むビールがとても癒やされる。皆さんもやるといいですよ」と会場にオススメ。さらに金子も「仕事終わりに飲むビール。でもこだわりがあって。350ミリでは足りないので、500ミリのロングを飲んで癒やされています。それを飲んでいる時はしあわせな顔をしていると思います」と発表。期せずして「お酒」と発表した二人ですが、ご時世的に打ち上げなども、ままならない昨今。長井と金子が「いつか飲みましょう！」と誓い合うひと幕もありました。

昨年の秋から今年にかけて、本作のドラマ版、映画版に関わり、さらには私生活でも猫を飼うなど、大の猫好きである古川。そんな彼にとって「猫とは？」。そんな質問に「主人公の優斗と考え方は一緒で家族ですね。いて当たり前の存在。この映画同様、癒やしの存在ですね」と返答した古川。さらに「皆さん、もう映画をご覧いただけたからお分かりだと思いますが、究極の癒やし映画になっています。かわいい猫ちゃんもそうですが、成長していく優斗の姿もありますし、そしておいしいご飯も出てきます。この夏にピッタリな癒やし映画なので。ぜひ劇場に来てください」と呼びかけました。

「猫がいるシェアハウス」を舞台に贈る、今夏一番のハートフル・ストーリー『劇場版 ねこ物件』は、8月5日(金)より新宿ピカデリー他全国公開中です。